ドラマ「ハゲタカ」テレビ朝日版のキャストと第一部の感想・評価

平成最後の夏に、NHKが制作し名作と評判の高い「ハゲタカ」がテレビ朝日によってリメイクされましたね!

ただ正直な話、NHK版のハゲタカは個人的に、評判ほど良いとは思っておりません。ですのでリメイクが嫌だとか、NHK版と比べてどうこうと言うのはないです。

それよりもどんなドラマになっているのか楽しみの方が大きいです。ただあくまでテレビドラマですからね!えげつない内容には出来ないので過大な期待はしてないですけどね。

でもどうせ見るならアウトプットした方がわしにとって、多少はプラスになるかも知れません。と言うことでここではハゲタカ第一部(一話~三話)の感想をアップします。

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ハゲタカ

 

テレビ朝日版「ハゲタカ」のキャスト!

まずキャストですが、主人公の鷲津を演ずるのは綾野剛さんです!綾野さんは岐阜市出身で関商工を卒業しています。ですので現在、岐阜県民のわしとしても応援しています。

その綾野さんが鷲津役と言うのはうれしいですね!正直に言えば、綾野さんでなかったら見なかったかも知れません。

 

NHK版では一方の主役で柴田恭兵さんが演じた芝野役を、今回は渡部篤郎さんが演じます。柴田さんのイメージが強いと思いますが、渡部さんの俳優としてのキャリア、実績なら大丈夫でしょうね。NHK版とは立ち位置も違いますのでまったく別物の芝野になるでしょうが。

それからNHK版で栗山千明さんが演じた役は今回はありません。その代わりにホテルの経営者一族として沢尻エリカさんが出演します。沢尻さんも失礼ながらかなり劣化したようにな気もしますが、まだまだキレイですよね。

また三葉銀行の常務役で小林薫さんが出演します。シリーズを通しての敵役となるみたいですね。

その他、鷲津率いるホライズンジャパンのメンバーとして池内博之さん、杉本哲太さん、光石研さん、あと芝野の奥さん役で堀内敬子さん、沢尻さんの妹役で木南晴夏さんなど豪華なキャストだと思います。

 

テレビ朝日版ハゲタカスタート!第一話の感想!

いよいよ2018年7月19日、テレビ朝日版のハゲタカが放送開始となりました!わしも楽しく視聴させて頂きましたので、感想をアップしてみたいと思います。

 

まずキャストの印象ですが、綾野剛さんを始めまあ良かったんじゃないですかね。特に綾野さんの鷲津の雰囲気は合っていると思いますけどね。

渡部さんの芝野も少しイメージが違うような気がしますがそもそも設定が違うので問題ないと思います。あと沢尻さんや堀内さんなど女優さんたちもキレイですしね。

ただ個人的には三葉銀行の常務を演ずる小林薫さんが関西弁だとねえ。個人的にはナニワ金融道の桑田はんを思い出してします。と言うか年取った桑田はんにしか見えませんでした。

 

それからストーリーですが、今回はバルクセールの話です。ちなみにバルクセールとは「回収困難になった不良債権を投資会社に一括でまとめ売りする取引」のことですね。公式サイトではきちんと説明して下さっています。

で、三葉銀行は2回バルクセールを実施するわけですが、最初は鷲津率いる「ホライズンジャパン・パートナーズ」に買い取りを依頼します。それをドラマでは鷲津が銀行側をハメたという描き方をしていますが・・

不良債権だからこんなもんじゃね?と思いました。それに三葉銀行だって回収不能と分かっている債権をいくつか紛れ込ましていたわけですからね。それを300億とはその方がアコギな商売ですわ。

どうあれここまでなら別にハゲタカでもなんでもなくフツーの商取引だと思いますけどね。

 

その後、2回目のバルクセールはオークション形式で実施されますが、この時は銀行内に内通者を作り、不正行為をしてホライズンジャパンが落札します。確かにこれなら銀行側をハメたことになるでしょうが、実際にこんなことありえますかね?

それと原作ではどうなっているのでしょうか?それともドラマのオリジナルの脚本でしょうか?それも気になります。仮にドラマオリジナルだったら少々、安直かな?と思います。

いずれにしても鷲津率いるホライズンジャパンを悪者にしたいのでしょうが、少し雑過ぎるような気がします。ですのでリアリティと言う面ではいかがなものかと思います。

 

とは言えまだ始まったばかりですからね。ただネット上で感想や評価を見てみると、厳しい評価をされる方もいらっしゃいますよね。と言うか真っ二つに分かれているようです。

またこちらの記事を書かれた方は、NHK版を冒涜、綾野剛は最低のミスキャストと評しておられます。でもそこまで言うほど綾野剛の鷲津はダメでしょうかね?わしは少なくとも雰囲気は合っていると思いましたが。

それと次回の予告編を見る限り、次回の方が面白そうな気がしますので、引き続き見てみようと思います。

 

テレビ朝日版ハゲタカ~第二話の感想!

ただ今、TVerでハゲタカの第2話を視聴させて頂きました!しかしネットでドラマを不正ではなく見ることが出来るとは便利になったものでございます。

今回は前回のバルクセールから4年後と言う設定ですね。老舗のベッドのメーカー、太陽ベッドを巡る話です。

NHK版ではサンデートイズと言うおもちゃメーカーで、会社を私物化している女性社長を富士眞奈美さんが演じていました。今回は同じ立ち位置の社長役はかたせ梨乃さんでしたね。

かたせさんはわしらの世代だとファンは多いと思います。でも久しぶりに見たような気がしますね。今回のような気が強くて傲慢な女性役はピッタリですね。NHK版の富士さんの迫力にも引けは取らないと思います。

 

で、第二話の感想でございますが、今回はそれなりに面白かったんじゃないでしょうか。

ただNHK版の大空電機の職人さんたちの話が一緒になっているような感じですね。原作ではどうなんですかね?

それと太陽ベッドにしても日光みやびホテルにしても、「こんなアホな経営陣おらんやろ」と思いました。いくら社長の息子でも会社でゲームやってるようなアホに月給200万も出す会社なんてありません。

そのため全体的に経済ドラマとしてはリアリティにかけると言うかチープ感と言うんですかね。そんな印象を持ちました。そういった面ではNHK版の方が上かも知れません。ただわしはアホですのでNHK版でもリアリティに欠けると思って見てましたけどね。

 

でも繰り返しますが、それなりに楽しめるドラマだと思います。綾野さんが少々、オーバーな気もしますが合ってないとまでは思いません。

それと同じテレビ朝日のドラマで驚異的な視聴率を上げた「半沢直樹」の影響を指摘する方もいますね。わしゃ「半沢直樹」は見ていないので何とも言えませんが、同じ経済ドラマですからね。

テレビ朝日としては二匹目のどじょうを狙うのも当然だと思います。ですのである程度は仕方ないかも知れません。

 

ただ小林薫さんが演じる三葉銀行の飯島常務が最大の敵なんでしょうが、相変わらずわしにはナニワ金融の桑田はんに見えてしまいます。もちろん悪くはないですけどね。

あと「あなたはまだ生きている」が全編を通しての決め台詞になりそうですね!わしもまだ生きているので自力で這い上がらないとダメですな。

 

テレビ朝日版ハゲタカ~第三話の感想!

今回で第一部が終了とアナウンスされていますね。鷲津VS三葉銀行(飯島常務)が一部と言うことで良いのでしょうか?

まあそれは置いといて、今回の前半は沢尻エリカさん演じる松平貴子が社長に就任した日光みやびホテルを巡るお話ですね。貴子の元を訪れた鷲津は「日光みやびホテル」を買収することを告げます。すでに地元の銀行の持つ債権と株式を手に入れ裏で買収工作を進めていました。

一方、三葉銀行も飯島常務を中心に地方の企業を支援するためのファンド「三葉ふるさとファンド」が設立され、貴子の日光みやびホテルも支援を受けることになりました。

でもそこは飯島常務のやることです。当然ながら、裏の目的がありました。融資先の会社を子会社化して債権を回収するためです。芝野はその目的を貴子に教え、それを知った貴子はファンドの支援を断り鷲津にMBOを申し入れ、了解を得る所までが前半ですね。

 

後半は三葉銀行の隠し口座を巡る話です。鷲津の父が当時の大蔵省の前で割腹自殺したいきさつが明らかになります。そしてそれを主導しハメたのが飯島常務であることも。

芝野も知らないうちに利用されていたことを知り、銀行を辞める決心をします。そして鷲津が飯島常務を追い込む手助けをします。三葉銀行のためにさんざん汚いことや裏の仕事もやって来た飯島常務ですが、鷲津の「受け皿を用意する」と言う言葉を信じ、自分の保身に走ってしまいます。

その結果、ハメられてしまい翌日の新聞の1面には三葉銀行の隠し口座のニュースが出て三葉銀行がつぶれる?と言うのが大体のあらすじです。

 

それで第三話の感想ですが、まず貴子のみやびホテルを買収した真の目的ですが、イヌワシがいる自然を守るためってねえ。ハゲタカの割には良い人ですね。それに自然を守るためであれば最初から貴子にそれを話して支援すれば良いと思いますが。

ただ相変わらず貴子の父と妹婿のダメっぷりは見事でございました。でも妹婿が最後に鷲津にもらったお金の一部を妹に渡すのは良かったですけどね。

それから飯島常務をハメるのも結局、鷲津は私情で動いているだけのように思います。外資系の日本支社長と言う設定ですからそうは私情で動けないと思いますが。

もちろんそれがファンドの利益になるなら良いですが、イヌワシのいる自然を守るのが直接利益になりますかね。あと三葉銀行の隠し口座の存在を暴くのもです。

また鷲津のおとっつぁんも三葉銀行の隠し口座の存在を知ってしまったために飯島常務にハメられたのなら何で大蔵省の前で割腹自殺するのでしょうか?告発するのが先だと思いますし、仮に割腹自殺をするなら三葉銀行の前でした方が良いと思いますが。

 

ですのでリアリティと言う面では今回は失礼ながら一段とレベルが下がってしまったなあと言うのが個人的な感想です。もちろん面白いには面白いですが経済ドラマとしてはどうでしょうか。とは言え今までもリアリティと言う面ではいまいちだったと思いますけどね。

ただドラマですからね。あまり細かいことに突っ込むのもどうかと思います。飯島常務とのやりとりのセリフには良いものもたくさんありましたしね。「例え泥水をすすってでも」とか「死ぬこと以外かすり傷だ」とかね。

また綾野さんの「ハ~ゲ~タ~カ~冥利に尽きますよ」と言うオ―バー過ぎる熱演も良かったと思います。何がおっぱじまったかと思いましたけどね。それとこの熱演は賛否が分かれるかも知れません。

 

ハゲタカ第一部のまとめ

ここまでテレビ朝日版のドラマ「ハゲタカ」のキャストや各話を見た感想をアップして来ました。

まあ経済ドラマとしては???かも知れませんが、ドラマとしては傑作とは思わないまでも普通に面白いと思います。

綾野さんの鷲津が合っていないとかイメージが違うと言う声もありますが、個人的にはそうは思いません。あと演技がオーバー過ぎるとも言われていますがそれはそれでございます。

ただもう少しリアルな経済ドラマが見たいというのはあります。その面では予告編を見る限り、次回と言うか第二部の方が期待出来そうな気もします。高嶋政伸さん演じる強欲社長が出て来ますからね。

ただ高嶋政伸さんだとオーバーな演技合戦になってしまうかも知れませんけどね。^^

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