平成最後の夏にふさわしい?ドラマ「ハゲタカ」の第二部が始まりました!
当初は綾野剛さんの鷲津はイメージが違うといった声もありましたが回が進むに連れて評価も上がって来たような気がします。視聴率も第一話~第三話まですべて10%を超えているのでまずまずと言った所ではないでしょうか。
ただNHK版の「ハゲタカ」は名作と評価する方が多いですからね。ですので受け入れられない方も多いかも知れません。でも個人的には経済ドラマとしてはどうかと思いますが、普通のドラマとして見れば十分面白いと思います。
ですので引き続き第二部の各話を見た感想・個人的な評価をアップして行きたいと思います!
ドラマ「ハゲタカ」第一部の感想・評価!綾野剛の鷲津はそんなにダメ?
ドラマ「ハゲタカ」第三部の感想・評価!ついに最終章を迎える!
NHK版ドラマ「ハゲタカ」は圧倒的高評価!テレビ朝日版との比較は?
第四話の感想・レビュー~私はまだ生きている!
第四話は第三話で三葉銀行の飯島常務が失脚してから9年後の設定です。2010年と言うことですからリーマンショック後ですね。
今回の舞台は大手電機メーカーの「あけぼの」です。鷲津は「あけぼの」の買収を画策しますが、かつての盟友?とも言える芝野が「あけぼの」の再生担当執行役員に就任したことを知り、買収計画を一旦、保留にします。
しかし高嶋政伸さん演じるPCメーカーの社長、滝本が「あけぼの」の買収に名乗りを上げます。滝本はカリスマ経営者ですが事業拡大のためには手段を選ばない剛腕・強欲な人物と言う設定ですね。
滝本は「あけぼの」に対し、友好的な提案をしますが「あけぼの」側に拒否されます。その後、滝本は「あけぼの」に対してTOBを仕掛けることを宣言しますが・・
滝本のバックにはアメリカの軍需産業がついていること、そしてその目的は「あけぼの」のレーダー部門の技術の軍事への転用だと知った鷲津はホライズンジャパンがホワイトナイトとなることを提案します。「あけぼの」もホライズンジャパンの提案を受け入れますが、鷲津はアメリカの本社から解雇されてしまいます。
長年、鷲津の右腕として働いて来たアランが裏切るような形でホライズンジャパンの新社長に収入しますがホライズンジャパンの他のメンバーも辞職し鷲津と行動を共にすることを選択します。
その後鷲津は滝本に宣戦布告し、新ファンドを設立することを告げる所で今回は終わりです。
個人的な感想
まずどうでも良いことを・・
滝本を演じる高嶋政伸さんの名前見て思ったのは、オーバーな演技合戦になるのではないかと言うことです。別に高嶋さんが嫌いとかではないですけどね。でもオーバーはオーバーかも知れませんが、そんなに違和感がないと言うか綾野さんのオーバーさの前では普通に見えましたね。
それから冒頭のシーンで鷲津が立ち食いうどんを食べていましたが、それを見て「お、鷲津がそば食っとるやんけ!」と思いました。私も東京にいた頃は立ち食いそば屋さんにはよくお世話になりましたからね。でもそばではなくうどんでございました。
それから芝野が首切り屋と揶揄されていることですね。あのキャラだと容赦のないリストラを実行するようには見えなかったですけどね。まあ企業を再生するにはきれい事だけでは無理でしょうからね。自然と冷徹な手法を取るようになったと言うことでしょうか。
それから鷲津が解雇されたのはまあ当然かなと思いました。やはり外資系の日本法人で本社の意向に背くなんてことは出来ないですからね。
それに私情で動き過ぎでしたしね。イヌワシのいる自然を守るために資金を使われてはそりゃ困りますわ。最も利益を出しているということだったので問題ないかも知れませんけどね。
ただ右腕だったアランが裏で画策した結果、こうなりましたがNHK版ではどうだったのかな?もうかなり前に見たので忘れてしまいました。
ただ滝本社長が芝野のアル中治療中の奥さんに酒を大量に送りつけたり芝野の娘の会社に横やりを入れ、仕事を干したりしています。しかし手段を択ばない設定と言ってもそんな子供じみた嫌がらせをしなくてねえ。こういう所もチープ感みたいなものを感じます。
今回の名ゼリフ
今回も名台詞がいくつかありました。まず解雇された後に、芝野に言った「私はまだ生きている」です。第一部では「あなたはまだ生きている」が決め台詞のような感じでしたがこのシーンへの伏線だったわけですね。
それから滝本と対峙した時の「私は自ら空を飛び獲物を狩るハゲタカだ!首輪をはめられてしっぽを振る犬ではない」ですね!このセリフを言うシーンでは綾野さんは涙目になっていますね。かなり感情が入っていたようです。失礼ながらそんな感情移入する所でもないと思いますが ^^
次回はどうなる?
次回は滝本社長と鷲津ファンドの「あけぼの」の買収合戦になるんでしょうね。滝本社長は松平貴子の日光みやびホテルにも嫌がらせするみたいですね。
でも関係ないと思いますが、どうなんでしょう。しかし芝野の奥さんに嫌がらせするような人物ですからね。貴子と鷲津はデキつつあるということで、貴子に嫌がらせすれば鷲津が参ると思っているのでしょうか。もう少し買収合戦の方でやりあって欲しいと思いますが・・
とは言え今回も面白いと思いましたし高嶋さんも良かったと思います。次回も楽しみです!
第五話の感想・レビュー!あけぼのはまだ生きている!
第五話はいよいよ鷲津率いるサムライファンドが始動しますね。基本は「あけぼの」を巡るファインの滝本社長との買収合戦ですが、一方では鷲津と袂を分かったアランとの戦いも同時進行します。
まずアランの方ですが、鷲津がホライズンジャパン時代に買収した企業をアランが次々と売却して行きます。その中には貴子の日光みやびホテルも入っています。それを知った鷲津はホライズンジャパンがまだ売却していない企業を全部、1200億円で買収すると言う提案をしますが・・アランは聞く耳を持ちません。
そこで鷲津は直接アメリカの本社に連絡し、取引をまとめますがアランは本社の意向に従わず他に売却してしまいます。鷲津に対して「出し抜いた」と喜んでいましたが・・
本筋の「あけぼの」の買収合戦ですが、社長と芝野はサムライファンドに売却する方向で話を進めています。滝本はTOBは仕掛けないで市場で「あけぼの」の株を買い集める方針に切り替えます。その後、「あけぼの」のコンピューターがハッキングされ株価が暴落し、滝本と鷲津がそれぞれ全力で買い向かいます。
さらに鷲津は今は政府系ファンドの裏の総裁と言われるまでになった、元三葉銀行の飯島と接触します。そして「あけぼの」を巡る買収合戦に一枚噛んで欲しいと依頼します。一方の滝本は「あけぼの」の会長と接触し、取り込むことに成功します。その結果、社長と芝野は解任されてしまいます。
そしてファインとあけぼのが経営統合すると言うニュースが流れますが、それに対して鷲津のサムライファンドがTOBを仕掛けることを発表する所までですね。
個人的な感想
まず細かい話ですが、鷲津がどうやって資金を集めたかを少しぐらいやっても良かったと思いますけどね。そう右から左に3000億円も集まるはずがありません。NHK版でも少しだけですが、鷲津が「鷲津ファンド(仮称)」と書かれた企画書を持って営業するシーンがありましたからね。
あと突っ込みどころも多かったですな。市場であけぼのの株を買い集めるのにしても、2つも買いまくる所があればストップ高してしまうんじゃないでしょうか。まあいろいろな場合があるでしょうけどね。
それからいくらメガバンクの元常務だと言っても裏口座で失脚したようなおっさんが再起出来ますかね?貴子の日光みやびホテルの件も別になくてもいいですしね。ヒロインが必要なので無理やり話にねじ込んだような感じがします。まあそれはそれで仕方ないですが。
その他にも「そりゃ違うやろ!」と思えるような場面がありました。
と、批判的なことばかり申しましたがNHK版と違って会長が買収側と組むと言うのは面白いかなと思います。NHK版だと菅原文太さん演じる会長は悪役ではなかったですからね。設定としてはこちの方が良いと思います。滝本VS鷲津だけでなく、旧経営陣VS社長&芝野と言う構図になりますからね。
あと今回は芝野が熱かったですね。会長と対峙する場面は名シーンだったと思いますし、レーダー部門の社員たちとのやり取りもクールでしたが正論だったと思います。
それと予告編を見る限り、次回の方が面白そうですね。ただ総理大臣まで出てくるのはどうかなと思わにでもないですが。
しかし次回で第二部も終わりですので楽しみに待ちたいと思います!
今回の名ゼリフ
今回はやはり「あけぼのはまだ生きている!」でしょうか。この生きているシリーズで押し通すようですね。あとそれに続く「勝つこと以上に負けないことが大事だ!」もです。
これは相場をやるなら本当に大事ですからね!わしもまずは負けないこと、負けをコントロールすることを肝に銘じて相場に取り組んでいるつもりですが・・
第六話の感想・レビュー!第二部ついにファイナル!
いよいよ今回で第二部も終了ですね!「あけぼの」を巡る買収合戦が決着します。
冒頭はファインの滝本社長が鷲津に対して土下座するシーンです。滝本は10億円の金を用意し鷲津に買収合戦から降りてくれるよう頼みます。でも鷲津が首を縦に振らないため今度は泣き落としに出ます。
それでもダメだったので滝本はマスコミを使って鷲津に対するネガティブキャンペーンを展開します。一方、鷲津もファインのバックにはアメリカの軍産ファンドのプラザグループがいることをマスコミに暴露します。
その結果、ファインとあけぼのの統合は無理と判断したプラザグループは直接あけぼのにTOBを仕掛けます。状況は鷲津のサムライファンドが不利でしたが・・
あけぼのの新見会長はレーダー部門の社員たちと対峙して翻意しサムライファンド側に付きます。
また鷲津は飯島に総理大臣の紹介をたのみ、半ば脅して声明を出してもらうよう依頼します。またプラザグループのスキャンダルを掴み、袂を分かったアランがその暴露に協力します。
それにより、あけぼのを巡るTOB合戦は鷲津のサムライファンドが勝利するまでの話です。あと日光みやびホテルもありますけどね。
個人的な感想
正直な所、今回初めてうーん・・・と思ってしまいました。いや、面白いことは面白いんですけどね。
特に冒頭の滝本を演じる高嶋政伸さんの演技は良かったですね。わしゃサラ金の杉山社長を思い出してしまいました。でも若い方は杉山社長と言っても全然分からんでしょうね。wikiにリンクしておきます。あとググれば動画も出て来ます。
ただ全体的な流れは少しドタバタし過ぎじゃないか、と思います。それに総理大臣まで登場させんでもいいのにねえ。もう少し落ち着いた展開にしても良かったと思いますが、それだと今回のハゲタカのテイストとは合わないかも知れませんね。
まあこの辺で止めておいて、最終章に期待します!
今回の名ゼリフ
今回は個人的にグッとくるセリフもそんなになかったです。「情報収集と迅速な行動がビジネスの要ですよ」ぐらいですかね。
最後に・・
ここまでハゲタカの第二部の各話の簡単なあらすじ、個人的な感想をアップして来ました!
でも個人的には第一部の方が良かったかなと思います。第二部は最後の第六話が何とかならなかったかなと。
でも半沢直樹を意識しているとしたら、こういう感じになるんですかね。ただ俳優さんたちの熱演ぶりは良かったと思います。
それとまだ最終章がありますからね。楽しみにしています。
ドラマ「ハゲタカ」第一部の感想・評価!綾野剛の鷲津はそんなにダメ?
ドラマ「ハゲタカ」第三部の感想・評価!ついに最終章を迎える!