株のスキャルピングとはどんな手法?デイトレとは違うのか?

今の時代の株のトレードはネットでの取引が一般的になり、手数料もグッと下がりました。

そのためデイトレードなど短期のトレードが可能となりまたデイトレードよりもさらに短期で売買を繰り返すスキャルピングと言う手法も出てきました。でもスキャルピングとはどんな手法でデイトレとはどう違うんでしょうか?

そこで今回はスキャルピングについてとデイトレとの違い、やり方と銘柄選びや手数料、おすすめの本はあるのかについて考えてみたいと思います!

 

株のスキャルピングとは?デイトレとの違いは?

まず気になるのはスキャルピングとは何を意味するのかと言うことです。

元々は「頭の皮を薄く剥ぐ」ことをスキャルピングと言うそうですね。それが転じてほんのわずかな利益で売り買いすることを指すようになったそうです。

まあ言ってみれば証券会社のディーラーが昔からやっていた、「1カイ2ヤリ」とか「1円抜き」と同じですよね。目安としては、デイトレードだと1日に1回~5回程度、スキャルピングはそれ以上と言うことらしいです。

当然ながら、手数料をほとんど気にしなくていい今の時代だからこそ、個人投資家も出来るようになったと言うことですね。それと信用の無限回転が可能になったことも大きいですよね。

実際に2ちゃんねるの関連スレッドを見たり、デイトレーダーの方のブログを見ても1日に30回ぐらいトレードする方は結構多いですよね。

 

スキャルピングのやり方について

スキャルピングのやり方、コツと言いましてもわしのようなものが分かるはずがありません。そこで実際にスキャルピングでかなりの成功を収めておられるお二人の手法を紹介させて頂きます。

ある程度はやり方やコツが掴めるかも知れません。ただ最終的には習うより慣れろだと思いすけどね。

木村和久氏の手法

コラムニストの木村和久さんは、こちらの記事によると1日に100回から200回トレードするらしいです。

資金は40万円+信用で1日1万5千円の利益を目指すとあります。あと銘柄はマザーズ中心のようですね。木村さんも5枚のモニターを見ているそうですが、そりゃ100回も200回もトレードするならそれくらいいりますわ。

木村さんのやり方は、マザーズ指数が上昇に転じたのにまだ上がっていない銘柄を狙うと言うやり方です。まあ大概は指数の方が先ですからね。一理ある方法だと思います。

そして木村さんは生活費の大半をこの株のトレードで稼いでおられるとのこと。40万円+信用と言う少ない資金でも生活費が稼げるんですね。ですので木村さんの手法を検証してみる価値はありそうですね。

わしのような貧乏トレーダーにとっては励みになりますしね。

テスタ氏の手法

それから凄腕トレーダーとして有名なテスタ氏もこちらの記事によりますと、スキャルピングで1日に300回以上トレードしておられるとのこと。しかし300回とはねえ。数分持つことの方が少ないんでしょうね。

銘柄はあれもこれもと手を出すのではなく同じ銘柄をずっと追いかけることが多いそうです。さすがに1銘柄だけと言うこはないでしょうが、1日に300回もトレードするとなると売りもやるのでしょうね。

それと値動きがあることはもちろんですが、そこそこ出来高がある銘柄でないと無理でしょうね。

 

2014年にはわずか130営業日で3000万の元手で2億円以上の利益を上げたそうです。まあテスタ氏も天才トレーダーですからね。そういう方と凡人の我々を比較すること自体が無駄でしょうけどね。

ただ個人的には儲かった額もさることながら、300回以上のトレードすることが凄いと思います。

追記 スキャルピング中心で驚異的なパフォーマンスを上げて来られたテスタ氏ですが、資産が20憶円を超えた現在は中長期投資にシフトしているようですね。まあそりゃそうでしょうね。

もちろんスキャルピングなど短期売買も続けられているでしょうが、資産に占める割合はかなり少なくなっていると思います。

 

銘柄は何を選択すれば良いのか?

スキャルピングに適した銘柄となると、どんな銘柄が良いのでしょうか。

まずデイトレードの延長として考えるなら、ある程度ボラティリティが大きくないとダメですよね。となると木村さんのように、マザーズ中心でジャスダックや2部など中小型株が良いかも知れませんね。ただそこそこ出来高がある銘柄でないと難しいと思いますが。

または東証一部の大型の低位株で1カイ2ヤリをやるのも一つの手かも知れません。事実、証券会社のディーラーは会社によっては一部の銘柄が中心のはずですし、わしが東京証券取引所で場立ちをやっていた当時、場立ちのディーラーは当然ながら立会場で取引する銘柄だけしかやれなかったですからね。

ただ低位株でも1カイ2ヤリをやるなら株数が多くないとね。そのためそれなりの資金も必要になって来ます。

 

それから先にも紹介したテスタ氏の記事には同時にインするのは1銘柄だけとあります。そりゃスキャルピングで同時に複数には手が回らないでしょうね。

銘柄の選び方はその時に盛り上がっているテーマ株を監視して板読み、歩み値などを見ながら需給を判断してトレードしているとのこと。この記事には2014年にテスタ氏がトレードした銘柄も紹介されているので参考になるかも知れません。

まあ一般論として、それなりに出来高があって売り板も買い板も厚い銘柄でそこそこ動く銘柄と言うことでしょうか。

 

またスキャルピングをするなら順張りと逆張りのどちらが良いのでしょうか。

「株式ディーラーのぶっちゃけ話」という本によりますと証券会社のディーラーの場合、圧倒的に順張り中心のディーラーの方が生き残る率が高いそうです。ですのでスキャルピングも順張りの方が向いているんですかねえ。

ただ個人的には急落した銘柄でリバウンド狙いをやってみたいですけどね。大きく取ろうと思うと難しいかも知れませんが、少しの利幅なら取りやすいような気がします。

でもこれは人それぞれですからね。自分にとってやりやすい方でやれば良いと思います。

 

少しでも手数料の安い証券会社を選ぶ

また少しでも手数料が安いネット証券会社を選択する必要がありますよね。

個人がデイトレードやスキャルピングと言う手法を行うことが出来るようになったのは、手数料が自由化されて激安になったことが大きいです。わしが現役の証券マンだった頃にはまさかここまで安くなるとは思ってもみませんでした。

とは言え少しでも有利に展開するのであれば、手数料が限りなく安い方が良いに決まってますからね。わしは今はマネックス証券だけを使っていますが、もう少し調べてみるべきかなと思います。

と、思っていたら株探さんが証券会社の売買手数料ランキングとしてまとめて下さっています。このランキングによりますと、

  • 1位 DMM株
  • 2位 ライブスター証券
  • 3位 GMOクリック証券

となっています。

これを見る限り、DMM株が一番スキャルピング向きかも知れませんねえ。ただ使用出来るツールとかの使いやすさとかもありますからね。

あるいは松井証券の一日信用取引(1日何回取引しても手数料が無料!)を利用するのもありですよね。その他にも口座開設後〇ヶ月は手数料無料と言った独自の割引をやっている会社もありますのでそれを利用するのもありかも知れません。

あとさすがにパソコンのモニターも複数でないと厳しいのではないでしょうか。

それとやはり信用口座も必須でしょうね。現物だと同じ銘柄を何回も回転出来ないですからね。

 

スキャルピングを学ぶための本

スキャルピングを学ぶための本、参考になる本ってあるのでしょうか?

Amazonでスキャルピングで検索すると、出て来る本はほとんどがFXの本です。やはりスキャルピングはFXが中心なんですかね。

ただスキャルピングは超短期売買ですのでチャートもそんなに見ないのではないでしょうか。見るとしても1分足とかになるでしょうね。そして当然ながら、需給、板読みが中心になるんじゃないですかね。

となると板読みの本が参考になるのでしょうが、その板読みの本も少ないですよね。一応、「板読みデイトレード術」と言う本がありますが、わしも読みましたがメンタル面中心の本ですからね。良い本だと思いますが、題名とは少しズレていると思います。

また他にもkindle本で板読みの本がありますからね。近いうちにわしも読んでみようと思いますが、基本的に基礎を学ぶならデイトレ本で良いと思います。

 

まとめ

今回はスキャルピングを取り上げてみました!今の時代だから個人でも可能になった手法ですよね!

でもどちらかと言えば、株よりもFXでやっている方の方が多いかも知れません。ただ株には向いていないと言うことではなくて、言ってみれば証券会社のディーラーが昔からやっていた手法でもありますからね。

個人的にも1日に何十回もトレードする手法を覚えてみたいですけどね。資金が少ないうちはその方が効率的かも知れないですからね。

でもわしの場合、100回もトレード出来ますかね。自分で言うのも何ですが、甚だ疑問でございます。年寄りですから反射神経も頭の回転も鈍って来ていますからね。

まあ別に回数は10回でも20回でもいいので是非一度、チャレンジしてみたいとは思っています!