ドラマ「インベスターZ」はつまらない?キャストと感想・評価!

漫画家の三田紀房さんは「ドラゴン桜」やその続編の「エンゼルバンク」などのヒット作で有名ですが、我々個人投資家にとってなじみ深いのはやはり「インベスターZ」です!

と言ってもわしは読んだことないですが、「俺たちは雰囲気で株をやっている」などの名言はいくつか知っています。

そして2018年の7月からは、ドラマ版のインベスターZがスタートしました!わしも全話、視聴させて頂くつもりです!

ただ我々個人投資家にとっても勉強になるのでしょうか?それが気になりますよね!また一般的に漫画の実写ドラマ化には厳しい感想が寄せられることが多いです!

でも同じ見るならせっかくですのでドラマ「インベスターZ」の個人的な感想・評価をアウトプットして行こうと思います。

投資家

 

インベスターZの概要と気になるキャストは?

インベスターZの概要ですが、札幌にある道塾学園と言う中高一貫校が舞台です。この学校は全国トップクラスの進学校ですが授業料は無料です。

表向きは学校の創始者の莫大な資産により運営されていることになっていますが、実際には投資部の数名のメンバーが稼ぎ出す利益によって運営されています。

投資部は入試成績1番の新入生のみ勧誘されますが、主人公の財前孝史も1番だったため勧誘されて入部します。そしてそこでいろいろと経験し、インベスターとして成長していくというお話ですね。

まあわしは原作を読んでいないのでドラマや公式サイトからの情報ですけどね。

 

 

で、ドラマのキャストですが、主人公の財前孝史を演じるのが清水尋也君です。すんませんがわしゃまったく存じ上げませんでした。

それからヒロイン?の藤田美雪を演じるのが早見あかりさんです。この子はわしでも知っとりますぞ!ももクロの元メンバーだった子ですな。ただ現在23歳と言うことで、清水君と違って高校生役は少々厳しいかも?

あと投資部の部長とかメンバーも他に4人ほどいますがわしゃまったくわかりません。でも役者さんを見るドラマではないですからね!

と、開き直ってみました。

あと原作は男子校と言う設定で、藤田美雪も他の高校の生徒ですがドラマでは共学で投資部のメンバーになっていますね。

 

第1話の感想~投資をしない奴は死ぬ!

第一話には「投資をしないやつは死ね」と言うサブタイトルが付いています。確かに資本主義ですからね、投資はその最も基礎的な部分を担う行為です。ただ死ねとまでは・・と思いますが、どうでしょうか。

それはされておき第一話では財前君が投資部に勧誘されて、実際に株を買って損をする所までですね。

部長や藤田美雪からいろいろと教えてもらうシーンもありますが、わしが印象に残ったのは「儲かる株を見つけるには身近なものから」と言う美雪のセリフです。これはその通りと言うか、情報はネットやセミナー、書籍等だけで得るものではないですからね。

自分の目や耳で見たもの、感じたもの、実際にに商品やサービスを利用してみるとかそういった部分も大事だと思います。ですので普段からボケっとしていてはいけませんな。

あと原作と比べてどうとかこうとか言うのはわしには何とも言えません。原作を読んでないですからね。でも第一話を見る限り、これから株を始める方にとっては普通に参考になると思いますし、実際に株式投資をやっている我々にも役に立つセリフがあると思います。

と言うことでわしはそれなりに面白いと思いました。今の所、最後まで見るつもりです。

 

第2話の感想~株は法則でやれ!

第二話は3000万円ほど損した財前君が正式に投資部に入部して損を取り返すべく株の売買をすると言う話です。

でも初心者ですのでなかなか上手く行きません。それでも自分なりに考えて、ゲームの会社の株を買います。これが当たって一時は大きな含み益になりますが・・

結局、1%の損でロスカットすることになります。でもそのロスカットが部長や他の部員から褒められます。

わしもそうですが、頭では分かっていてもなかなかロスカット出来ないですからね。株式投資を始めたばかりなのにきちんとロスカット出来るなら、株式投資の才能があると言っても過言ではないですよね。

 

あと印象に残ったのは財前君が得た結論「投資とは努力している企業を先んじて見つけ出すことだ」と言うセリフです。まあそれが分かれば苦労しないと言ってしまえばそれまでですけどね。

それに上場企業ともなればどこもそれなりに努力をしているでしょうからね。でも時代の流れに合った努力や効率的な努力をしている会社はあると思います。

いずにれしても我々もそういった会社を見つけ出す努力をしないといけませんな!

 

第3話の感想~世界に誇る!ニッポンのお金の美学!

第三話は財前が美雪に誘われて、家に連れて行かれる所から始まります。美雪の家には藤田家当主であり道塾学園の理事長でもある美雪の祖父が待っていました。

財前はいきなり退学を言い渡されますが、見事に切り返して合格をもらいます。そしてそれからいろいろとレクチャーが始まりますが、その主な内容は「日本人には元々投資の才能がある」と言う話ですね。

理由としては日本の子供たちのお小遣いから経済観念、そして江戸時代には米相場の商品取引所が存在し、信用取引が行われていたことなどがあげられます。確かにその通りかも知れませんね。こんな国は他にないかも知れません。

ただそれが戦前からの貯蓄奨励政策によって、日本人はお金は貯めるものと言う価値観に変わってしまったと言う話へと続きます。

 

続いて四季報の話に移りますが、四季報のような本が存在するのは日本だけらしいです。興味深いのは四季報の創刊号ですね。約80年前に創刊されたそうですが、今でも存在する企業が掲載されていますね。

次にブランド化の話になりますが、その原点として紹介されたのが戦国時代の種子島に伝わった鉄砲です。約1年後に国産化されて量産されるようになったのは確かに驚異的なことですよね。確かに何かをマネしてより良いものを作り出すと言う手法は昔から日本人に備わっていたのかも知れません。

と言うことで今回もそれなりに面白かったです。最後に少しだけメルカリの社長さんが出て来ましたが、次回はインタビューもあるみたいですね!

 

第4話の感想~就活は人生の投資

第四話は株式投資そのものではなくて、就活にスポットを当てた回でしたね。確かに就活と言うか就職やアルバイトでも投資と言うのは間違いないと思います。それに時間も資産なら体も資本ですしね。

またそれ以外でも投資と言う視点で物事を見る、考える、観察することはとても重要だと思います。我々は資本主義の世界に生きているわけですからね。最もわしのようなまるでダメな人間が言っても説得力はないですが。

それから今回出て来た「企業研究の第一歩は社是と知ること」と言うのはその通りかも知れません。社是でもミッションでも言い方はいろいろあるでしょうが、その企業理念を表しているでしょうからね。これから就職する子たちも、社是を調べてピンと来た会社の入社試験を受けると良いかも知れません。

最もこの会社なら・・と思って試験を受けて、首尾よく入社出来てもそうは思うようには行かないのが人生だと思いますが。

あと今回はメルカリの社長が登場しましたね。次週も引き続きお話が聞けるようですので楽しみです!

 

第5話の感想~集まれ!時代の先駆者たち

第五話は財前が一攫千金を目指してベンチャー企業への投資を画策すると言うお話でしたね。

でも全体的にドラマと言うより経済番組、ベンチャー企業紹介番組に近かったですね。それにドラマのキャストが参加させてもらったと言う感じですね。

ただ俳優さんたちもまだ若いので、ドラマの設定とは言え良い勉強になるでしょうねえ。主演の清水君もインタビューでいずれ投資にもチャレンジしたいと言っていましたが、そう思うのも当然だと思います。

 

で、今回も前回登場したメルカリの小泉文明社長を始め、落合陽一氏、メタップスの佐藤航陽社長、SHOWROOMの前田裕二社長がゲストとして出演しましたね。これは何かおセミナーなんでしょうか?あるいはイベント?かも知れませんね。ちなみに財前たちの後ろの列に、原作者の三田先生が座っていましたね。

あともう一人、会社訪問と言う設定でユーグレナの出雲充社長も出演しましたね。個人的にはこの方のお話が一番印象に残りました。ユーグレナは東大発ベンチャーとして有名ですが、元々頭の良い方でもここまで執念深く取り組まないと形にならなかったと言うことですよね。

出雲社長の「出来ます。出来るまでやります!」と言う言葉が印象的でした。まあ本当の意味でのベンチャースピリットと言うのは起業してお金を稼ぎたいとかではなく、こういう志なんでしょうね。

わしも余裕が出来たら少しでもいいのでこういった企業に投資してみたいですね。

 

第6話の感想~働き方改革

第六話は主に働き方改革についてでしたね!

ただ今回は投資に役立つ話はあまりなかったような気がします。最もわしがアホなだけで、重要なヒントがあったかも知れませんけどね。

しかし今回も社長さんが出演されました!ビズリサーチの南壮一郎社長です!

でも・・失礼ながらアホはわしは全く存じ上げませんでした。そういう時はWikipediaでございます。南社長はモルガンスタンレーで社会人としてのキャリアをスタートしていますね。その後楽天イーグルスの立ち上げに参加し、2007年にビズリサーチを創業したとあります。

ビズリサーチは主に管理職・グローバル人材に特化した会員制転職サイトらしいですねえ。まあわしのような負け組の中高年のおっさんにはご縁のない世界の話ですなあ。

と言うことで失礼ながら、今回の第六話は個人的にはいまいちでございました。次回は投資の参考になるような話を期待したいです!

 

第7話の感想~保険のおばちゃん

第七話は保険の回でしたね!

わしは現在は必要ないので生命保険に入っておりませんが、サラリーマン時代には同時に3つの保険に加入していたことがあります。もちろん入りたくて入ったわけではなくて、所謂バーターですね。

証券会社の営業マンだったので、投資信託の購入と引き換えに生命保険に入っておりました。その後しばらくしたら解約して別の保険に入り直してましたが、そうすると保険のおばちゃんの成績になりますからね。

でもわしら被保険者にはメリットはありません。同じ保険にずっと入っていた方が得です。まあ今はどうか知らんがあの業界もひと昔前はアコギな商売やってましたからね。まあそれはわしのいた証券業界も似たようなものでございます。

あと大学の後輩が泣きついて来たので仕方なく入ったりとかもありました。

 

で、今回の話を見ていてそんなことをいろいろ思い出した次第です。それと保険のおばちゃん役をやった女優さんは馬渕英里何さんと言う方だそうです。

わしゃまったく存じ上げませんでしたが良い味出していたと思います。保険のトップセールスウーマンそのものでしたね。

あと今頃になって、保険のセールストークがいかにまやかしであるかも分かりました。まあ今更どうでも良いですけどね。でもテレビ東京は保険会社を敵に回すことになりはしないかと心配になりますな。

最もトップクラスの保険のおばちゃんなら今回の話のように、他の点で食い込むでしょうけどね。

と言うことで今回も直接投資の参考にはならなかったかも知れませんが、結構面白かったと思います。

また次回に期待ですね!

 

第8話の感想~居抜き起業はアリ?ナシ?

今回は喫茶店の引継ぎの話でしたね!まあ直接株式投資とは関係ないですが、それなりに面白かったと思います。

それとキャストが意外でした。喫茶店のオーナー夫妻役がブラザートムさんと東ちづるさん、そして投資部のメンバーの隆子の母親役がMEGUMIさんです。

MEGUMIさんも高校生の子の母親役をやる年になったんですねえ。東さんもその昔はお嫁さん候補№1とか言われていたはずです。MCなど幅広く活躍されていましたが結婚されてからは仕事はセーブされているのでしょうか。

 

で、喫茶店の話ですが、ドラマの中でも「昭和の遺物」といった表現がありました。確かにそうですね。特に名古屋圏は喫茶店が本当に多かったです。

わしらが大学生ぐらいの時は、何かあれば「サテン行こまい」とか「茶、飲みに行くか」でしたからね。また営業マンだった頃は喫茶店には本当にお世話になったものです。

それが今ではかなり減ってしまいましたねえ。一方ではコメダなどが店舗数を伸ばしてますが、昔のように個人が脱サラして喫茶店を始めると言うようなモデルは成り立たなくなってしまいました。

 

ただ今回のような話がもし本当にあれば、わしはやってみるべきだと思います。何より「居抜き起業」ではなく単なる「引継ぎ」ですからね。それでいて家賃も不要ですしね。

売り上げの10%と言うのが少し引っ掛かりますが、ドラマの設定の利益率なら問題ないでしょうし。それに40年も続いた店なら店に客が付いている場合もありますからね。

わしの亡き母の妹、つまりわしの叔母もその昔、今回のような話をもらって健康を害して閉めるまで10年ぐらいはやっていました。最もまだ喫茶店も多かった時代が違いますけどね。

 

とは言えやはり個人の喫茶店となると斜陽には違いないでしょうし、10年後はどうなるか分かりません。それに商圏の人の流れが変わってしまうこともありえますからね。

ただSNSなどネットの活用や、常連客への手厚い対応などマーケティング次第で生き残れる可能性もあると思います。

 

第9話の感想~不動産対決前編!

第九話では財前が藤田家の当主、繁富に呼び出されます。そこで聞かされた話は財前の実は財前の曽祖父が投資部の創設者だったと言うことです。投資の天才で、その後太平洋戦争の引き金を引くことになったと言うことも。

一方、次期藤田家の当主となる美雪の兄の慎司は投資部を解散し、その運用資金300億円を自分で運用すると言い出します。そこで財前は投資部の存続をかけての投資三番勝負をすることになります。

で、今回の不動産投資での対決となるわけですね!

と言うことで今回は実際に東京で物件を探し始めるまでですね。本番は次回ですし、何よりわしは不動産投資はやったことがないですからね。

本音を言えばあまり興味がありませんが、それでもドラマとしては面白そうではあります。次回に期待ですな!

 

第10話の感想~不動産対決後編!

第十話は慎司と財前の投資部の存続をかけた、投資三番勝負の不動産対決の後編ですね!

財前は5000万の資金をバックに詰め、たまたま飛び込みで入った不動産屋の営業マンにいろいろとレクチャーを受けます。そして築三十年の中古マンションやタワーマンションを実際に見に行きます。

ですが結局購入したのは私立名門校の近くのマンションでした。浅学菲才のわしは不動産関連の知識がないですが、言われてみれば利にかなってますね!

 

一方の慎司は東京の穴場を探して足立区へと向かいます。そこでたまたま江戸節句人形の職人さんたちの仕事場を見つけ、話を聞きます。職人さんは「先細りだね」と言いますが、慎司はその仕事場の土地を7000万で購入します。

しかしルールは5000万までと言うことでしたので、一旦財前が勝利します。ですが慎司にその土地を購入した理由を聞いた所、職人さんが「この仕事が好きだから」と言う言葉を聞いて残したいと思ったと言うことと、やり方次第ではビジネスになると思ったからとのことでした。

「日本の伝統工芸を成長産業にします!」

慎司の言葉を聞いて、最終的には慎司の勝利となりました。

と言うことで今回は投資に役に立つかどうかは別として面白かったですね!確かにやり様によっては日本の伝統工芸、特に人形なんかはビジネスになるかも知れません。海外でも人気になるような気がします。

あと借金に対する考え方もです。確かに借金を異常なまでに悪者扱いするのは日本ぐらいのものでしょうね。

 

第11話の感想~FX対決!

今回はFX対決でしたね。財前はFX初心者と言う設定ですので隆子からいろいろとレクチャーを受けますが、言ってみれば基本的な内容と言った所でしょうか。

個人的にはFXにはあまり興味がなく、やったこともありません。やはり株式投資の方が面白いと思いますけどね。しかし食わず嫌いかも知れませんし、やってみたら面白いと思うかも知れません。

ですので近いうちにチャレンジしてみようかなとは思ってますけどね。

と言うことで正直な話、今回はあまり面白いと思いませんでした。ですので感想と言っても特にありません。それに特に財前が勝ったと言うだけですね。

それから次回はいよいよ最終回です。どんな終わり方になるのか分かりませんが、経済ドラマにふさわしいラストを期待したいです!

 

第12話の感想~時価総額バトル!ついに最終回

いよいよインベスターZも今回で最終回ですね!そして慎司と財前との対決も最後となります。

最後の戦いは100兆円時価総額バトルですね。サイコロを振って勝った方が代表的な上場企業500社の中から1社を選び、合計が100兆円に近い方が勝ちです。でも100兆円を超えたらその時点で失格です。

ただ個人的には今回のバトルはあまり面白くありませんでした。そもそも上場企業の時価総額を記憶している人間っていますかね?それに時価総額を知っていてもそんなに意味があるのかなと思いますが、どうなんでしょうか。

まあ話のタネに時価総額ランキングを頭に入れておくといいかも知れないですけどね。

しかし近年は投資する時の指標の1つとして時価総額が使われたりしますよね。時価総額が小さい会社の方が割安とする向きもありますが、銘柄を検討する段階で調べれば済むことですからね。

 

と言うことで最終回なので期待しましたが、正直期待外れでございました。それと原作での慎司との対決でも時価総額バトルがあったのでしょうか?

と、思って調べてみたら、原作でも時価総額バトルはあったみたいですね。ですので原作に忠実と言うことかも知れません。

 

最後に・・

平成最後の夏と言っても何もすることもなく、どこへ行くこともない負け組の中高年にとってはこのインベスターZハゲタカ、その他放映中のアニメを見ることだけが楽しみでございました。

インベスターZハゲタカも手に汗握るような経済ドラマを期待したんですけどね。でも正直そこまでのドラマではありませんでした。もちろんどちらもそれなりに楽しませて頂きましたけどね。

でも一部ではインベスターZはつまらないと言う声もチラホラとありました。

まあ経済ドラマとしてはハゲタカよりもインベスターZの方が上だと思います。特に後半の数話を除けばそれなりのクォリティだったと個人的には思います!

それと投資教育を受けていない日本人のために、こういった投資をテーマとしたドラマやアニメ、漫画や小説がもっと増えることを期待します。