一口に株式投資と言っても手法はいろいろありますよね!わしは年齢的にも長期投資をするわけに行きませんので現在は短期トレードをやっています。
しかし短期・中期の時間軸でもいろいろな手法があります。どれが自分に合った手法か分かりませんし、そういった手法にこれから出会うかも知れません。
ですので常にアンテナをピンと張っておきたいですね!と言うことで今回は有名投資家の夕凪さんの著書「スタバ株は1月に買え!: 10万円で始めるイベント投資入門」を読んでみました。
今回はその感想を記事にしましたので何かの参考になれば幸いです!
スタバ株は1月に買え!を購入した理由
「スタバ株は1月に買え!」は新しい本ではありません。初版が出たのは2014年になります。
今の時代であれば5年以上前になるとひと昔前と言っても良いかも知れませんね。それにこの本のタイトルのスターバックスもすでに日本市場には上場していません。
正直、もう古くて役に立たないのでは?とも思いました。
ではなぜ読んでみようと思ったかと言いますと、ブックオフで安く売っていたからでございます。さすがに古本でないと読む気はしません。
あとキャッチコピーじゃないですけど本のタイトルに惹かれたのもあります。ただこの本のことは前から知っていましたしイベント投資に多少なりとも興味はありました。
ですのでブックオフで見つけた時にこれも縁かと思って購入しました。
著者の夕凪さんについて
この本の著者は夕凪さんと言うハンドルネームで活動されている方です。わしもTwitterなどで見てお名前は存じ上げておりました。
元々は大手IT企業の技術者だったそうで、1999年に30万円の資金で株式投資を始めたとのこと。当然ながら順風満帆とはいかず何度も手痛い目にあったりしたた後にイベント投資法で成功し、2012年には約20年勤務された会社を退社して専業投資家になったそうです。
そして日経マネーで個人投資家MVPに選ばれるなどの実績もありますね。現在はネット上やBSなどのメディアで投資情報やノウハウの提供もされています。
ただ投資関連の本はこの著書だけですね。
イベント投資法とは?
それと気になるのはイベント投資法ですが、ざっくり言ってしまうと主に優待銘柄への投資ですね。ただ優待を取りに行くのではなくて権利付き最終日に売却するのが基本です。
あと2部から1部へと昇格する銘柄への投資の話も出て来ます。夕凪さんは元々J-Coffeeさんと言う方の著書「東証1部昇格銘柄を事前にキャッチして資金を5倍にしたJ-Coffee投資法」を読んで人生がひっくり返ったというようなことを述べておられます。
この本はすでに絶版で中古本が高値で取引されていますが、文字通り東証2部から東証1部に昇格しそうな銘柄に投資するという手法を紹介した本です。ちなみにJ-Coffeeさんは自分の投資法をコバンザメ投資法と名付けられています。
ただ残念ながら2005年に株式投資からは撤退されていますが損して退場したわけでなく、他に事情があったみたいですけどね。しかし運営されていたサイトは2005年以降更新されていませんが、まだ残っています。
と言うことで手法としてはは優待銘柄への投資と1部昇格銘柄への投資が基本ですね。
ただ正直これで年間30%以上のパフォーマンスが出せるのかなとは思いました。それに以前に比べてこの手の手法も知れ渡っていますからね。
もちろん今でも通用するでしょうが、これだけで資金を何倍にもするのは難しいような気がしますけどね。
それとイベント投資以外にもいろいろなアノマリーなどを検証してみた結果を紹介されています。そしてこの手の検証をいろいろとやって来たことがパフィーマンスにもつながっているんじゃないですかね。
わしら凡人にはとてもマネの出来ないような根気・やる気がある方じゃないでしょうか。そうでないと個人投資家として財を成せないですよね。
ただわしは今までこういった優待銘柄への投資はやったことがないです。ですので知らないことも多かったですし参考にはなりました。
最後に・・
と言うことで「スタバ株は1月に買え!」を読んで見た感想ですが、やはり情報が少し古いかなとは思います。先にも述べましたがスターバックスももう上場してないですからね。
とは言え参考にならないとは思いません。投資法の1つとして確立されてますしね。ただ10年ぐらい前と同じパフォーマンスが期待できるかとなると・・どうでしょうかね。
まあ銘柄と全体の地合いにもよりますから何とも言えないですよね。しかしわしも一度この視点で銘柄を選んで権利落ちの前までに回転させてみようと思います。
それと寝かしておく資金があれば普通に優待取ってみたいですけどねえ。わしのTwitterのフォロワーさんで優待銘柄中心の方の「○○から優待が届きました!」と言ったtweetを見ると、本当にいいなあと思います。