頭と尻尾はくれてやれ!の意味は?投資家必見の相場の格言の1つ!

相場って難しいですよね!

どんなにチャートを研究しても、いろいろな指標を駆使したとしても、業績を分析したとしても株の天井や底をピタリと当てるなんてことは至難の業です。

底値で買って天井で売る・・それが毎回出来る人なんていないですし、もし何回もそんなことが出来たら逆に怖いですよね。運をすべて使い果たしてしまったのでは?とわしなら思います。

やはり売りも買いも八分目とも言うように、適当な所で売り買いしないとねえ。

ですので株に限らず相場をやるなら「頭と尻尾はくれてやれ」と言う格言は忘れちゃいけませんな!そこで今回はこの格言を取り上げてみたいと思います!

 

魚

 

頭と尻尾はくれてやれの意味は?

相場の格言「頭と尻尾はくれてやれ」の意味ですが、まあ改めて説明するまでもありませんな。

そのものズバリで天井や底を見極めるのは難しいので欲をかかず、適当な所で売り買いしなさいと言うことですよね。それにたい焼きでも頭と尻尾にはアンコが入っていません。ですので美味しくないですからね。

ただ英語で対応する格言はないみたいですが、「売りも買いも八分目」はほぼ同じことを意味するのではないでしょうか。

しかし世の中にはそれがわからん御仁もおられます。わしが証券会社の営業マンだった頃、「一番高い所で売ってくれ」などと平気で抜かすお客様もおられました。

注文を頂けるのはありがたいですが、そんなの分かるわけないですからね。困ったものでございます。

 

いずれにしても株のトレードで一番美味しいのは底を打ってしばらくしてからインして天井の手前で売り抜けることでしょうな。魚やたい焼きの胴体の部分を頂くと言うことですね。

ただきちんとトレンド転換を見極めてから売り買いしないとね。そして売りも買いも八分目です。最もそのトレンド転換を見極めることも難しいですけどね。

 

それとわしのトレードは残念なことに、魚の頭の目の位置ぐらいでインしてエラの辺りでアウトすることが多いです。

これぞ「美味しい所はくれてやれ」ですな。こんなトレードを今までに何度して来たことかと言うことですわ。

と言っても薄利でも利益は利益です。利食い千人力とも言いますからね。ありがたいと思わないとバチが当たりますな!

 

天井売らず、底買わずと言う格言もあるが・・

また「頭と尻尾はくれてやれ」とは意味する所は違いますが、同じく天井と底を見極めるのは難しいことを表す「天井売らず、底買わず」と言う格言もありますよね。

確かにその通りで人間の心理は上がると強気、下がると弱気になるものです。その結果、天井付近で売りそびれたり底値圏で買えなかったりするのはよくあることです。

しかしこれはある程度は仕方がないでしょうな。どんな手練れの投資家でもそうは上手くは出来ないと思います。底値で投げて天井で買ってしまうことも多々あるでしょうな。

事実、わしも底値で投げたことは何度かあります。

もちろんわしだけでなく、そう言う経験をされた方も多いと思いますけどね。しかし逆に底値で買いだったら良いのにねえ。

最近と言うかわしが株式投資を再開してからだと星和電機ですかね。ビビって投げたらものの見事にここ2年ぐらいの最安値でございました。

損した金額は知れてますが、それよりもかなりの屈辱感を味わいました。反発がその日だけなら良かったですが、次の日からそこそこ戻しましたからねえ。

あとその昔の証券マン時代には、四季報に載っている史上最安値で投げたこともあります。四季報でその銘柄を見ると、わしが投げた値段を見ることになると言う非常に楽しくない気分を味あわせて頂きました。

でも投げた場合はそこで終わりですが、逆に史上最高値で買ってずっとホールドしている方が辛いでしょうねえ。

さすがにわしはその経験はないですが。

 

最後に・・

今回は相場の格言の1つ「頭と尻尾はくれてやれ」を取り上げてみました。また「売りも買いも八分目」「天井売らず、底買わず」と言った格言も合わせて頭に入れておきたいですね!

まあ考えてみれば、適当な所で売り買いしても十分ですからね。それに底で買って天井で売ると言うルールで相場をやっているわけでもないですしね。

ただ相場は簡単ではなく勝つのは難しいものと言うことを忘れずに、自分の欲をきちんとコントロールしたいものです。

もちろんそれがきちんと出来れば苦労しないですが、こういう面からも株のトレードはメンタルが重要と言うことになるでしょうな。