おっさんになると本当に時間が経つのが加速度を増して早くなって来ますね。この前、年が明けたと思ったんですけどね!
ボケっとしていたらあっという間に5月でございます。ただ5月はどんな相場になるのでしょうか?
「セル・イン・メイ」と言うあまりうれしくないウォール街の格言・アノマリーもありますからねえ。でも実際はどうなんでしょうか?
今回はこの「セル・イン・メイ」を取り上げてみたいと思います!
セル・イン・メイの意味と株価が下がる理由は?
「セル・イン・メイ」は当然ながら日本の格言ではなくてウォール街の格言ですが、意味は改めて言うほどでもないですよね。文字通り5月は売りと言うことですね。
ただなぜ5月は売りなんでしょうか?その理由が気になりますが、これも深い意味はないみたいです。
- 5月は多くのヘッジファンドが決算があるから売り物が出やすい
- 原油が需要期を過ぎて、ダブつくから
と言ったことが理由としてあげられています。でも暴落に繋がるほどではないと思いますけどね。それにヘッジファンドの売りもそんなにでもないと言う話もありますからね。
それとヘッジファンドの売りが主な理由であるならば、格言としてはそう古いものではないですね。わしが現役の証券マンだった頃には聞いたことがありません。
となるとウォール街では1980年代ぐらいから言われ始めたのかも知れません。
セル・イン・メイには続きがある!
ただ「セル・イン・メイ」にはその後に続くフレーズがあります。
どんなフレーズかと言いますと、 「Sell in May and go away. don’t come back until St Leger day.」ですね。
5月に売って相場から去れ!セントレジャーデイまで戻ってくるな!と言う意味ですね。ちなみにセントレジャーとはイギリスの競馬の3冠レースの1つで9月の第2週にあるそうです。
しかし本当にこれで良いのでしょうかね。3か月半もボケ~っとしていてパフォーマンスが上がるとは思えないですが。5月までに利益が出ていればいいですけどね。
それとウォール街のヘッジファンドなども、本当にこの格言を守っている所なんてあるのかと思います。もし守っているファンドが多ければ、毎年5月から9月の相場はもっと閑散としていてもおかしくないと思いますけどね。
検証結果を見るとあまり気にする必要はない?
しかし気になるのは実際にこの格言が当たるかどうかです。過去はどうだったんでしょうか?本当に「セル・イン・メイ」なんでしょうかね?
そこで調べてみましたが、過去の5月がどうだったか検証して下さっているサイトもたくさんあるのでありがたいです!
そういったサイトを見ると5月の相場は大体半々ぐらいらしいです。それならそう気にするほどでもないですね!
日本で言う節分天井彼岸底のようなものでしょうか。
と言うことで個人的な結論としては、「セル・イン・メイ」はあまり気にする必要はない格言・アノマリーだと思いますけどね。
ただ日本の場合、5月の前半にはアメリカにはないゴールデンウィークがありますからね。この時期は大型連休なので市場参加者が少ないです。
また決算発表も本格化しますよね。そういった要因によって、株価が大きく動く可能性がありますよね。
実際にゴールデンウイーク明けは下げることが多いようです。どうあれ続きのフレーズも含めて頭に入れておいて損はないと思います。
最後に・・
今回はウォール街の有名な格言・アノマリーの「セル・イン・メイ」を取り上げてみました!
個人的には理由もはっきりしないしあまり気にすることもないような気がしますが・・
最も理由がはっきりしないからアノマリーなんですけどね!
しかし今年はどうなるでしょうか?いずれにしてもどう動いても対処出来るよう、細心の注意を払って相場に挑みたいですね!