証券会社の営業マン時代の話~研修期間終了から営業に出るまで

さて今回も証券会社の営業マン時代の話ですが、研修から仮配属、正式に配属になるまでのことを書いてみようと思います。

思えばサラリーマン生活の中で、研修期間が一番幸せかも知れませんね。おそらくそう思うのはわしに限ったことじゃないと思います。多くの方がそう思っておられるのではないでしょうか。

平和な研修期間が終了後は地獄と言ってはオーバーですが、おっさんに怒られまくる日々が待っていたわけでございます・・

 

証券外務員試験のための講習~自社での研修

わしのいた会社は外務員試験を受けて受かるまでが研修期間でした。もうかなり前の話なので試験がいつだったかもはっきり覚えていませんが、確か4月の終わりか5月の初め頃だったはずです。

結果が出るのが5月末ぐらいだったかな?すみませんがこの辺の記憶は曖昧でございます。

それで当時は、もしかしても今でもかも知れませんが大手以外は証券業協会が各社の新人を集めて外務員試験のための講習をやってました。わしのいた会社もこれに参加して、他社の新人たちと一緒に講習を受けました。

昔は外務員試験など誰も落ちないレベルでしたがわしらの頃からアホは落ちるようになりました。わしの同期でも短大卒の女の子が落ちましたけどね。でも基本は難しくはなかったですけどね。

 

その後結果が分かるまでは自社研修です。特に何をやったとか記憶にないですが、大掃除とか雑用、力仕事みたいなこともやらされましたね。でも別に嫌ではなかったです。

その頃は同期とも仲良くて、1日が終わったら皆で喫茶店によって帰る、という毎日でした。金曜日とかは飲みに行ったりとかね。

と言うことでサラリーマン生活の中で一番平和で楽しかったのは入社から5月の末までのこの2ヶ月でした。

 

研修終了後に仮配属を経て正式に配属

研修終了後は普通はいきなり配属になると思いますが、わしのいた会社では仮配属と言うシステムがありました。各支店に数人づつ回されて、そこで実務を覚えるわけですね。

そして一週間ぐらい経ってからいよいよ外回りの営業に出ます。当時は証券会社のフロント商品は中期国債ファンド、略して中国ファンドでした。

今では考えられないかも知れませんがわしが社会人になった80年代半ばは銀行の1年定期が5%でした。それに対して中国ファンドは複利で5.5%でしたからね。銀行の定期に比べて有利ではありました。

カバンの中にパンフレットをもって一般の民家を飛び込み営業をやるわけですが、当時は中期国債ファンドのテレビCMがバンバン流れてたので比較的やりやすかったかも知れません。

 

仮配属の期間は1ヶ月ぐらいで7月から正式に配属になり、同期もバラバラになりました。もちろん複数配属された支店もあって、わしも同期三人が同じ支店でしたけどね。

配属されてからはもうすぐに新規開拓のための営業開始ですね。ただ新人の時の新規開拓もね。 真面目にやるのは2、3週間ぐらいのものです。

それ以降は映画見に行ったりとか隠れて車で来てドライブ行ったりとか昼間っからえ○ちな店行ったりしてね。同期の連中と遊んでました。わしは嫌いでしたけど同期はパチンコばっかりやってました。

でも金が続かないですからね。 仕方なく飛び込み営業やってヒマ潰すしかないと言う結論になりますw

と言うことで配属されてもしばらくの間は平和な毎日ですけどね。それを過ぎればおっさんに毎日怒られまくる、全然楽しくない日々が始まりました・・

 

最後に・・

今回はわしが新人の時の配属されて実際に営業に出るまでのことを書いてみました。今から思えば懐かしいですね。同期の連中も元気だと良いのですが。

それと今の時代はどうやって新規開拓するのか知らんがネット証券があるのでやりにくいのでは?と思いますが、どうでしょうかね。

また最近は業種を問わず営業=ブラックみたいな風潮がありますよね。株クラで営業=悪とか言ってる人もいますがそう言う方はいったいどこに投資するのかと思わんでもないですな。

まったく営業活動しない会社などあるはずないですからね。もちろん無茶な営業は良くないけど何とかハウスでもわしらから見れば普通じゃないかと思いますが。

ただ今の時代はネットもSNSもありますからね。だからと言うわけじゃないですが、どの会社に限らずコンプライアンスを遵守した営業活動をして頂きたいものです。