相場の格言「人の行く裏に道あり花の山」は誰の言葉?英語では?

相場には格言と言われているものがありますよね。

どれも意味深と言うか、奥が深いと言うか、また相場だけでなく、普通にビジネスの格言にもなりうるものが多いですよね。

その格言の中でも広く知られているのが、「人の行く裏に道あり花の山」ではないでしょうか。最も有名な相場の格言と言っても過言ではないかも知れません。

ただこの格言は誰の言葉なんでしょうね。あるいは何か語源があるのでしょうか?あと英語では何と言うのかも気になるので少しばかり調べてみました!

 

この格言は誰の言葉?何か語源があるのか?

それと気になるのはこの格言は誰が残した言葉か?と言うことです。あと何か語源があるのでしょうか?

個人的には江戸時代に米相場で莫大な財産を築いた本間宗久の言葉かなと思っておりました。本間宗久と言えば酒田五法の生みの親とされ、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と言われたそうですからね。それぐらいのレベルの人間ですからこういった格言を残していてもおかしくありません。

しかし本間宗久ではないようですね。もちろん本間宗久も似たような意味の言葉は残していますが結局、はっきりわからないと言うのが本当の所のようです。一説には千利休の句とも言われていますけどね。

この場合には「人の行く裏に道あり花の山」の後に、「いずれを行くも散らぬ間に行け」と言う句が続くようです。

花の山もいつまでも存在するわけではなくて、旬があると言うことでしょうね。相場に置き換えてもやはり花が散る前に行かないねえ。スピードや判断力も必要と言うことですな。下の句も読むとよりためになりますね。

 

それからたり屋につけ!曲がり屋に向かえ!」と言う格言もありますが、曲がり屋に向かえの方とほぼ同じかも知れません。

まあ逆張りのすすめとも言えますが、もっと単純に言えば「人の逆をやれ」ですよね。となると相場で結果を出すならひねくれ者でないとダメかも知れませんね。

言うは易く行うは難しでございますが。

 

「人の行く裏に道あり花の山」を英語で言うと?

それから相場の格言があるのは日本だけではありません。本場?のウォール街にもいろいろな格言が存在します。

中には日本の相場の格言とほぼ同じ意味のことを言っているウォール街の格言もありますよね。となると「人の行く裏に道あり花の山」に対応するような格言もあるのでしょうか?

と、思って検索してみたら、ヤフー知恵袋Buy when others sell; Sell when others buy.(人が売るときに買い、人が買うときには売れ)と言う言葉が紹介されていました。確かにその意味するところは近いですよね。

 

また「大衆は常に間違う」と言う言葉もありますよね。これも相場の格言かと思っていたら、そうではなく自己啓発作家のアール・ナイチンゲールの言葉だそうですね。

まあ相場に当てはめるなら意味はほぼ同じだと思います。英語で言うならThe public is always wrongですかね。

 

商売・事業や人生に生かす!

わしが証券会社の営業マンだった頃の話です。

わしが担当していたお客様の中に、従業員50名ぐらいの地場産業の社長さんがいました。その社長さんとはいろいろとお話しさせて頂きましたが、ある時「常に心がけていることは、人の行く裏に道あり花の山だ。」と言う話をして下さいました。

この言葉を知ってから、常に人のやらないことをやるように心掛けて来たとのこと。そのため景気の良し悪しからはそれほど影響を受けなくて済んでいるそうです。確かにはたから見ていてもそれは分かりましたけどね。

この格言は相場だけでなく、リアルな商売・事業の世界でも使える格言ですね。

 

何を隠そうこのわしも相場に限ったことではないですが、常に人の行く道ではない方を選択して来たつもりです。

その結果、道を踏み外してこのザマだ!こんなことになるなら人と同じ道を行けば良かったw

最もわしの場合は単なる努力不足でございます。

 

最後に・・

今回は有名な相場の格言「人の行く裏に道あり花の山」を取り上げてみました!

わしも常にこの格言を意識して満足のいく結果を出したいものでございます。ただそうは言ってもデイトレや短期スイングの場合は強いものにつかないといけないですからね。

あまりひねくれた考えでも良くないと思います。とは言え人の行く道を他人よりも少しだけで早く行く必要がありますわな。

いずれにしても一筋縄ではいかないのが相場でございます。とにかく慎重に、コツコツとやって行きたいですね。