「買いは家まで、売りは命まで」と言う信用取引の格言は本当か?

わしも遅ればせながら信用口座を開設しました!

でも別にレバレッジきかせて勝負するつもりはありません。 ましてや信用二階建てとかもね。

ただ売りと言うかリスクヘッジもした方が良いに決まっています。最もヘッジの手段は今の時代はインバースと言う結構なものがありますからそれを買えば済む話ですけども。

とは言え信用取引も使えるようにしておけばいろいろなことが出来ますからね!会社によっては手数料も現物よりも安いですし。

しかしリスク管理だけはきちんとする必要があります。信用取引の格言で「買いは家まで、売りは命まで」と言うのがありますからね!

と言うことで今回はこの格言とカラ売りを取り上げてみたいと思います!

 

買いは家まで、売りは命までとは?

「買いは家まで、売りは命まで」と言う格言の意味は読んで字のごとくです。売りの方が買いよりもリスクが大きいから気をつけなさいと言う意味ですね。

理屈としては買いであれば仮に1000円の株価の会社が倒産してもゼロになるだけなのに対し、売りだと1000円が10000円とかになる可能性もゼロではないですからね。確かに言われてみればその通りかも知れません。

 

実際にわしのような昔の人間は、上司や先輩たちから空売り=危険と教えられて来ました。営業マン時代は客にカラ売りさせると怒られたものです。おっさんたちは「カラ売りやったら最後は必ず潰れる」とか言ってました。

でもそれも人によります。バブル崩壊期に上司だった支店長はかなりの相場好きで山っ気も多い人でした。

その方には「何で売りもやらんのだ」と言われました。ずっとカラ売りはするなと指導されて来たのである意味新鮮でしたね。

それからは現物買って上がれば信用売り、下がれば信用でナンピン、両建てとかお客様に奨めて手数料を稼ぎました。 大して儲かりませんがバブル崩壊後の下げ相場ですからね。 ガチホよりはましですな。

 

本当にカラ売りは危険?リスクが大きい?

でも実際にはどうですかね。個人的にはカラ売りの方がリスクが大きいとは思いません。

もちろん理屈から言えば株価が青天井になる可能性もありますけどね。でも現物持っていてつなぎ売りなら別に恐れることはありません。まあ当たり前ですが。

でも純カラだとしてもリスク管理だけしっかりして逆指値を入れておけば普通は大丈夫ですよね。そりゃ何かの大材料が出て寄らずのストップ高10連発!なんてことになったら目も当てられませんが、そんなことはそうあることではありません。

ただ純カラするなら銘柄選びには慎重になる必要はあるかも知れませんね。

 

しかし個人的には信用取引のリスクは売りも買いも変わらないと思います。と言うかわしが証券会社の営業マン時代にカラ売りで大きな失敗をした方を見たことがありません。

もちろんバブル崩壊期ですから当たり前ですけどね。38915円の史上最高値を付けに行く相場でカラ売りをやっていたら悲惨なことになっていたでしょう。

でも暴落が始まってからは信用二階建てとかリスキーなことをやっていた方はほとんどが退場して行かれました。中には証券担保ローンで金を借りてやっていた方もいましたからね。そういう方は文字通り家や土地がなくなったり一家離散とか悲惨な結果が待っていました。

どちらにしても信用で目一杯勝負するようなことは絶対にしてはダメだと思います。バクチじゃないですからね。

何よりもリスクコントロールが大事で生き残ることが優先です。

 

最後に・・

今回は「買いは家まで、売りは命まで」と言う信用取引の格言を取り上げてみました!

ですが個人的には信用取引のリスクは買いも売りも大きな差はないと思います。リスキーなことをやっていればどちらでも退場一直線となる可能性があります。

まあわしらの頃は本当にド下手ばかりでしたからね。リスクヘッジと言う概念すらなかったような感じです。無限ナンピンが最強なんて言われてましたからね。

確かにずっと右肩上がりならガチホや資金があれば無限ナンピンやれば儲かりますわ。 倒産しなければね。

でも今の時代はいろいろと情報も豊富ですからね。個人の方でもカラ売りをする方が各段に増えています。

ある意味正しい状況なのかも知れませんね。