バブルの頃の株式市場とネット時代の株式市場を比較してみた!

わしは証券マン時代は株が大好きで、親や親戚の口座で自分や親の金で相場をやっておりました。

しかし1995年に証券業界から去ることになり、もう二度を株には手を出さないでおこうと思っておりましたけどね。というのもレベルは低いですが、わしも株で人生が狂ったような面はありますからね。

ずっと我慢していましたが2015年の10月に約20年ぶりに株式投資を再開することにしました。ですが約20年ぶりの再開ですので驚いたこと、戸惑うことも多々ありました。

そこで今回は、バブル期の株式市場とネット時代の株式市場を比較してみたいと思います!ただあくまでわしの個人的な印象が中心になりますけどね。

 

バブル期の株式市場について

わしが業界に入った当時の日経平均は、大体13000円ぐらいでした。その後、プラザ合意があり一気に円高になりますが、240~250円から一気に150円ぐらいになったわけですからね。考えてみれば凄い相場ですよね。

それに伴いバブルが発生し、株の方でも大相場が始まりました。1989年の12月の大納会には38915円を付けますが、おっさんが入った時からは約3倍になったわけです。

でもその後はバブルが崩壊し、おっさんが証券会社を辞めた1995年にはまた13000円台でした。約10年かけての行ってこいですね。

ただ2012年のアベノミクスが始まってからの相場もかなりのものですよね。バブル期の相場と比べても遜色ないと思います。

 

それとバブル期はまだ証券取引所にはまだ場立ちがいた時代ですからね。言ってみれば半分はアナログのようなものです。

立会場で注文を執行する時には場立ちが才取会員の所へ行って、「〇〇を5千売る、〇番」と言って値を付けてましたからね。

ですので立会場で取引をする立ち合い銘柄に関してはそんなに早くは注文が執行出来ませんでした。

 

ネット時代の相場の印象

株を再開して見て思ったことは多々あります。まず、情報量の多さですね。ここまで分かるんかい、と思いましたからね。

板情報も四季報やその他の情報もほぼリアルタイムで分かりますし、ひと昔前なら大手のディーリングルーム並みの情報を個人でも得ることが出来ます。

わしが営業マンだった頃には板情報は株式部に電話しないとわからなかったですからね。儲かる儲からないは別として、本当にやりやすくなったものです。

 

しかし値動きは本当に激しいですね。ボケっとしていたら大きく値が動いてしまいます。そのため瞬時に判断する力が必要ですな。

それと上にも下にも行き過ぎる率が高くなったように思います。昔から相場は行き過ぎるとしたものですが、これほどではなかったと思います。

下げ局面を見ていると「まだ売ってくるんかい」と思うことも多いですからね。

あと相場の展開も早いです。わしの感覚的なものになりますが、昔の3倍ぐらいのスピードではないでしょうか。昔なら3ヶ月ぐらいかけて天井まで行っていたのが1ヶ月ぐらいで行ってしまうという感じです。ですので昔の経験則が通用しないと言う面はありますね。

 

それから銘柄数も全然違います。わしが現役だった頃は(記憶が確かなら)1部、2部、店頭や名証や大証などの単独上場銘柄を合わせても2000前後だったと思います。

それが今では倍近いですからね。知らない銘柄の方がはるかに多いです。それと合併や社名変更もしていますからね。「この会社は昔の〇〇だったのか」と思うこともよくあります。

 

見せ板を何とかして欲しい!

ただ良くない方としては、見せ板の多さが気になりますね。昔でも大手の自己売買部門とか地場のディーラーのおっさんは似たようなことをやっていたとは思います。

また一部の大口の個人や仕手筋なんかも当然やっていたでしょうね。でも今ほどは多くなかったと思います。

それに取引所で商いしていた立ち合い銘柄の場合だと、注文の取り消しや訂正もリアルタイムで出来ないですからね。逆指値も禁止と言うような感じもありましたし。

それが今では注文の取り消しや訂正など誰にも気がねせずに出来ますからね。まあその方が当たり前だとは思いますが。

それとわしが触るような銘柄でも厚い買い注文が入っていることがあります。でも信用出来ないですよね。これは実需の買いか見せ板かを常に考える必要があります。

それが板読みなんでしょうが、本来は禁止行為ですのでもっと取り締まって欲しいと思います。

 

まとめ

と言うことで今回はバブル期と今のネット時代の株式市場を比較してみました!

わしは長いブランクがあったのでネット時代の市場には戸惑う面も多々あります。でも約20年ぶりですからね。浦島太郎状態でも当然かも知れません。

しかし今の方が遥かにやりやすいですけどね。

それにどうあれ株を再開して良かったと思います。おっさんは楽しくて仕方ありません。

でもどうせならそれなりのパフォーマンスをあげたいものでございます。そのためにはもっと研究しないといけませんな。特に銘柄を覚える必要がありますね。