「野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし」
と言う相場の格言・短歌がありますな。わしはずーっと本間宗久翁秘録が元だと思っておりましたがそうではなく、三猿金泉秘録の方でした。三猿金泉秘録とは本間宗久翁と同じく江戸時代に大阪の堂島の米相場で莫大な財を成した相場師、牛田権三郎が著した書で相場の聖典とも言われていますね。
牛田権三郎は本間宗久よりもす少し年上のようですね。とは言え同世代ですのでもしかしたら顔を合わせていたのかも知れません。それに同時期に天才相場師が共に並びたてたのかな?と言う気もしないでもないですが、本間宗久と違って残されている記録や資料も少ないので実体は良く分からんと言うのが本当の所です。
しかしそれなら三猿金泉秘録が牛田権三郎の著書・語録かどうかもはっきりしないはずですよね。でもこの際、細けえことはどうでもようございます!
格言の意味する所をトレードに生かさないといけませんな!
阿呆になりて・・
まあこの格言の意味する所は読めば分かりますよね!市場が弱気一色であれば買い出動せよと言うことですね。
人の行く裏に道あり花の山も言わんとすることは同じだと思います。この手の格言は他にもいくつもありますので相場の神髄なのかも知れませんね。
また三猿金泉秘録にも他に「万人が万人ながら強気なら、たわけになりて米を売るべし」と言う格言もあります。まあ買いと売りが逆になっただけですね!
とは言えこの阿呆になりてとかたわけになりてと言うのが難しいですよね。わしは元よりお利口さんではなく阿呆でありたわけですが、それでも脳みそがあります。
その脳みそが牛田翁の言う阿呆やたわけになるのを邪魔しますからね。困ったものでございます。ただお利口さんでもここで言う阿呆やたわけにはそうは簡単になれないと思います。
だからこそ、なれる方は相場で勝てるのでしょうし、世間一般で言うお利口さんとは別の脳の使い方と言うか才能が必要なんでしょうな。
少しだけ打診買いしてみたが・・
わしは今週の月曜日に手仕舞って以来、ここまでノートレでございます。最も無理する場目でもないので今週はノートレでも良いかなとも思っておりました。
でも本日の14時過ぎに、少しばかり打診買いしてしまいました。もちろん「野も山も皆一面に弱気」とかセリングクライマックスとは思いませんでしたけどね。
しかし個別の銘柄では当然ながらしっかりしているものもありますし、テクニカル的には下げ止まっても良い水準にあるものも多いと思います。ですので一段安したら買い増しするつもり&少し上がったら欲をかかずに利確するつもりで買ってみました。
で、何を買ったかと言いますと、6837京写と4317レイです。
京写は初のインですが、前からウォッチはしておりました。この半年は440円~450円ぐらいが底になっていますし、ここ数日の下げ局面でも5日線上で踏ん張っていました。一応、業績的にも心配なさそうですしね。ただ440円を割って来たら逃げた方が良いかも知れませんな。
それからレイちゃんは今までに何度もインした銘柄です。わしが売ったとたんにストップ高したこともありますが、それでもそう相性は悪くない銘柄(のはず)です。テレビ朝日との資本業務提携によって、今年の1月には1125円まで買われた後、下げっぱなしですが今日は多少なりとも出来高が増えてますし買いも入って来たように見えましたが・・
でもわしが打診買いしたのでまだまだ下はあるかも知れませんねえ。果たしてどうなるでしょうか。
明日のトレードは・・
ただ今日もおなじみのテリロジーさんにインしておけば良かったかなとも思います。でも25日線を割って来てはねえ。それに5日線と25日線がデッドクロスしそうでしたしね。しかし引けではきっちり戻して5日線より上で引けました。
あとアイドマMCですわ。昨日ヽ(・ω・)/ズコーっと来ていわゆる大口さんが抜けたと言う状況かなと思っておりましたけどね。で、今日もかなり売られていましたが、25日線できっちりと反発しました。その後の870円~880円ぐらいの時迷ったんですけどねえ。毎度のごとく迷っているうちにするすると戻して結局、終値は6円高の921円でした。
でも引き続き明日もこの2銘柄は監視しようと思います。