最近と言うか2000年代に入ってからでしょうか?
テクニカル的な指標、指数が増えているような気がします。わしが現役の証券マンだった頃にはこんなのあったのかな?という指標もあります。またサイン、アノマリー、ジンクスみたいなものも増えてますよね。
ヒンデンブルグ・オーメンもその1つです。なんかただ事ではないような、おどろおどろしい名前ですがこれはどんな指標・サインなのでしょうか?気になったので少しばかり調べてみました!
そこで今回はヒンデンブルグ・オーメンについてとこのサインが点灯したらどうなったかを過去と最新の例を交えて検証してみたいと思います、
ヒンデンブルク・オーメンとは?
ここ数日ヒンデンブルグ・オーメンなるものが結構話題になっておりますが、これは一体何じゃと思いました。
アホなわしでもドイツ語と言うことぐらいは分かりますが、それにしてもやけに仰々しい名前ですな。名前を聞いただけで恐ろしそうです。オーメンとついてますからね。
wikiによりますと、1937年のドイツの飛行船ヒンデンブルク号の爆発事故にちなんで名づけられたとあります。でも何でオーメンなんですかね。と、思ったら東洋経済のサイトによりますと前兆と言う意味だそうです。また呪いの指標とも言われているそうですね。
それはともかくヒンデンブルグ・オーメンのサインはどんな時に点灯するのでしょうか。
これまたwikiからの引用ですが、
ニューヨーク証券取引所における52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の関係、マクラレン・オシレーター(en:McClellan oscillator)の値がマイナスであること、などいくつかの条件が同じ日に重なったとき、「ヒンデンブルグ・オーメンのサインが出た」とされる
とのことです。何やよーわかりませんな。
まあもしヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯したら、いろいろなサイトやお利口さんが点灯したことを教えて下さると思います。
ですのでわしのようなアホでも分かると思いますけどね。
サインが点灯すると暴落の前兆?過去の例は?
ただ気になるのはヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯するとどうなるかですが、点灯すると80%弱の確率で5%以上の下落が起きるとされているとのこと。
そりゃ呪いの指標ですからね。点灯したら暴落してもおかしくないですわな。しかし考えようによっては5%程度なら調整の範囲とも言えますよね。日経平均2万円に当てはめれば1000円ぐらいですからね。
もちろん下がらない方が良いに決まっていますが、5%程度で済めばあまり大げさに気にするほどではないかも知れません。とは言え5%以上とありますからね。やはり点灯しない方がありがたいですね。
それと気になるのは過去にヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯した時はどうだったか、と言うことです。実際に80%以上の確率で下落しているのでしょうか?
ありがたいことに、Wikipediaさんが2014年から2016年の2年間の例を紹介して下さっていますね。それによりますとその間に8回ヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯したそうですが、そのうちの4回で顕著な下落が見られたのこと。
と言うことは確率は50%やないか~い!
もちろん50%と言えども下落しない方が良いですし、あまりに深押しも困りますけどね。しかしながらテクニカル指標の1つとして参考にするのはありでしょうが、呪いの指標と言うほどではないと思いますが、どうでしょうか。
2017年のヒンデンブルグ・オーメンの点灯は?
それでもニューヨークでは、2017年6月13日にヒンデンブルグ・オーメンのサインが点灯したそうですからね。また6月21日には複数の所から暴落説が出ています。
まあ暴落云々は何とも言えないですが、ダウも高値圏であることには違いありません。多少なりとも調整する可能性もありますからね。
ですので5%程度、場合によってはそれ以上の下落もありうると一応、頭に入れておいた方が良いかも知れませんね。
追記 結局、NYダウは2017年中にはこれと言った暴落はありませんでした。80%以上の確率と言うことですが、今回のヒンデンブルグ・オーメンのサインの点灯は当たりませんでしたね。
最新!ヒンデンブルグ・オーメンの点灯@2018年!
追記 2018.9.4
その後、2018年になってからヒンデンブルグ・オーメンのサインは点灯したのでしょうか?
何のかんのと言ってもアメリカの株価はダウもナスダックもメチャ強いですからね。ですので2018年は点灯していないと思っておりました。
ところが点灯していたようですね。それも何度もです。まず1月19日、そして1月30日に点灯したそうです。これは2月に急落したので的中しましたね。
それから4月24日、6月18日にも点灯してますが、どちらも下がってはいますね。ただ7月にも18日と26日に点灯したそうですが、これはどうですかね。特に下がっていないのでハズレですね。
ただまだ分かりませんし、8月にも2度点灯していますので少なくとも9月半ばぐらいまでは注意した方が良いかも知れないですね。
まとめ
今回はヒンデンブルグ・オーメンについてとサインが点灯したらどうなるか、過去の例と最新の例について記事にしてみました!
しかしがら個人的には呪いの指標と言うほどではないと思います。名前負けしているような気がしますけどね。それと確率もそんなに高くもなく、80%と言うのは盛り過ぎだと思います。
まあ当たる当たらないは別にして、テクニカル指標の1つと言った所でしょうか。あるいはアノマリーとかジンクスに近いかも知れません。
とは言え相場をやる以上、想定外のことがいつ起きてもおかしくありません。ですのでこの手の指標にビビるのもありだと思いますし、どんな相場展開になっても対処出来るようにリスク管理、資金配分はしっかりとやっておきたいですね。