老後の資金が年金だけでは足りず、約2000万円必要だと言う金融庁の報告書が明るみに出ましたね。
それ以来、老後2000万円問題として何かと話題を集めていますが個人的には「何をいまさら」でございます。 しかしこれをきっかけに若いうちから資産形成、投資を考える方が増えるのは間違いありません。
そう考えると結果として良かったと思います。 穿った見方をすればこれこそが金融庁の目的だったかも知れませんね。
ただ投資と言っても何をすれば良いのか?となりますよね。それと若い方はいざ知らず、我々のような中高年は?
今回はこの問題を考えてみたいと思います!
投資を始める方が増えるのは良いことだが・・
30年以上前にも「銀行よさようなら、証券よこんにちわ」なんてキャッチコピーがありました。 わしは「これからは証券の時代が来るのか」と思いましたが。
しかし今でも日本の金融資産における有価証券の比率は当時と比べても低いままですよね。 日本では投資教育が行われていないので仕方がないかも知れませんが、今回の件で変わればマクロ的にも悪いことではないと思います。
ただ投資を始める方が増えるのはいいですが、初心者を食い物にする腹黒いおじさんたちも増えるでしょうな。 高額なサロンとかもね。
事実、30万円ぐらいする高額の投資セミナーなども開催されているようです。しかもそれなりに参加者が集まっているらしいですからね。
もちろんその手のものがすべてダメではないですし、余裕があれば参加するのもありかもしれません。ただ高額のセミナーに参加するぐらいだったらそれを授業料だと思って何かに投資した方が良いと思いますけどね。
またセミナーに参加するなら証券会社や取引所主催のものなら安くすみますからね。
まずはインデックス投資から!
やはり最初はインデックス投資or高配当銘柄狙いで手堅く行くべきだと思いますが。これはわしがいつも参考にさせてもらっているコンサルタントの永江氏のブログの記事を、Twitterで紹介した時のツイートです。
永江さんのブログの記事。
時間を味方に付けられる若い方ならコツコツ投資は一つの答えであるのは間違いないですよね。
ただわしも32歳ぐらいまで吸ったがタバコはやめた方が・・喫煙してるくせに「老後に2000万必要とか聞いてないガー」とかいうな!! https://t.co/RY7kP2Leju @Isseki3さんから
— 中高年おっさんの星⭐️元証券マン (@ib_diet) 2019年6月24日
しかしアメリカだって1929年の大恐慌の後、高値を更新したのは25年後だった、と言う例がありますからね。 ですので過去何十年の平均利回り通りにいかない可能性もありますわな。
でもそれは投資だから仕方ないし、ドルコスト平均法で少額をコツコツ定期的に投資して行けば少なくとも日本で定期やってるよりは良いはずです。
高配当銘柄の配当再投資&優待狙い!
わしら昔の人間から見ると、高配当株がごろごろあるのは考えられません。 昔は配当なんて文字通り雀の涙で何百万株も持っている方は別ですが、誰も気にしてなかったですからね。
はっきり覚えてないけど電力株とか利回りが良い銘柄でも1%あったかな? まあ電力株ならもっとあったかも知れないが。 いずれにしても今の時代はほとんど利息の付かない定期預金をやるよりはるかにましです。
ですのでインデックスへのコツコツ投資も1つの答えですが、高配当株の配当再投資ももう1つの答えでしょうな。 若い方は是非ともチャレンジして頂きたい。
実際にわしのTwitterの20代30代のフォロワーさんたちは頑張っておられます。 彼らが実際に結果を出してブログやTwitterで情報発信していけば後に続く方も増えるのではないでしょうか。
個人的には余った時間でブログやネットビジネスやるよりも、バイトでもしてそのお金を投資して配当再投資して行った方が良いと思いますけどね。
中高年はどうすれば良いのか・・
問題はわしらみたいな金はないは頭は悪いは頼れる家族もいずれいなくなると言う中高年ですな。 中長期投資やインデックス投資するには寿命が足りません。
そのため投資と言ってもデイトレ~短期スイングが中心になるのも仕方ないかも知れません。 もちろんそれで結果を出し続けられればいいですが、それも簡単ではないですよね。いずれボケるかも知れないですしね。
それでも高配当銘柄や優待目当てでの投資はありだと思います。実際に桐谷さんは60代半ばを過ぎてますが、優雅な?株主優待生活をしておられますしね。
わしも出来ることなら桐谷さんのような生活をしてみたいです!
ただ若い衆に迷惑かけんためにもいろんな意味で余裕のある中高年が弱った中高年をフォローするような仕組みが作れんものかと思います。 介護や福祉まで行かなくてもちょっとしたサポートも必要ですからね。
また老後の資金が足りなければ働くしかありません。その受け皿として社員が全員中高年の会社・店とかあるいはシニア起業のモデルケースの確率とかね。
ただ最低健康で働ける体でないとダメなんで、最終的には健康が大事と言うことですな。
最後に・・
今回は老後2000万円問題を取り上げてみました!個人的にはこれをきっかけに投資を始める若い方が増えることの願っています。
ただリスクがあるのは事実ですし、その管理だけはしっかりとして頂きたいですけどね。
いずれにしても良くも悪くも日本は資本を投資してその利益で世の中を回すという資本主義です。ですので資本家とただの労働者の間には天と地ほどの差があると思います。
若い方には投資にも目を向けてもらって資本家的な物の見方、考え方を身に付けて欲しいですな!
一方、わしらのような情けない中高年は国や世間様に迷惑をかけないようにしないとね。