エンディング産業とは?市場規模は拡大中?将来性と関連銘柄は?

最近は葬儀関連産業のことをエンディング産業と言うそうですね。確かにネーミング一つでイメージは大きく変わりますからね。これは良いことだと思います。

また2015年からは毎年、エンディング産業展が開催されています。出展企業も300社以上で東京だけでなく関西でも開催されているそうですね。

サイトやyoutubeに詳しい情報がアップされていますがそれを見る限り、業界全体的にIT化が進んでいるようです。

そこで今回はエンディング産業展エンディング産業の将来性について考えてみたいと思います!それから投資家としては関連銘柄も気になりますよね。

 

エンディング産業展の内容は?

基本はエンディング関連の産業展ですが、公式サイトを見るといろいろな催し物も同時に開催されますね。

  • 空き家対策パビリオン

これだけ少子高齢が進めば空き家が増えるのも当然ですよね。今後、空き家対策が大きな問題になってくるでしょうし、またビジネスチャンスでもあると思います。

それに広い意味でエンディング産業かも知れませんので業界として取り組むのは良いと思います。

  • 納棺士コンテスト

うちの母の時にやってもらったのを見ておりましたがさすがプロだと思いました。ただ技術向上と言ってもどうなのか?とも思いますが、納棺士の方たちのモチベーションアップになるかも知れませんからね。良いイベントかも知れません。

  • お供え花コンテスト

まあこういったコンテストもありなんじゃないですかね。

  • 美坊主コンテスト

これはよくわかりませんな。そりゃ見た目がキレイな方がいいですが、坊さんですからね。誰もそこに期待していないと思います。最も見た目以外にも姿勢や立ち居振る舞いも審査の対象と言うことですけどね。まあ話題作りにはなるとは思いますが。

  • 供養女子コンテスト

一方、こちらなら分からなくもないですな。

 

ただ業界と言うか、エンディング産業展の主催者側や参加企業が本気で業界を変えようとしているのは分かったような気がします。

公式動画を見てもそう思いますよね。

 

葬儀業界も今後IT化、ハイテク化が進むのか?

それからニュースや動画で見ただけですが、やはりこの業界もカギを握るのはIT化、ハイテク化と言うことでしょうね。

例えばQRコードを読み込むとご遺影などをスマホで見ることが出来ます。今後は墓そのものが少なくなりますからね。良いか悪いかは別ですが、こういったこともありかも知れませんね。

 

それからネット葬式も紹介されていました。確かに今の時代なら技術的には簡単ですよね。

それに遠方の場合、参列したくても出来ない場合もあると思います。そういう時には良いかなとは思いますが、仮に私だったらどうしますかね。

本当にお世話になった方であれば遠方でも行きたいですけどね。最後にご尊顔を拝してお別れしたいです。

またネット墓参りと言うのもありますよね。こちらはもっと普及するかも知れません。

 

ただこれはいかがなものかと思ったのが、ロボットがお経を読むロボット導師です。

別にロボットやパソコンやAIがお経を読むのはありかなと思います。ただ現段階ではどうでしょうか。ロボットが読むお経は正直イマイチだと思います。もう少し上手ければばねえ。

それと見た目ももう少し何とかしないとふざけているように見えなくもないです。ただ経費節約になるならロボット導師もありかも知れませんね。

 

エンディング産業の将来性は?成長産業なのか?

しかしエンディング産業はこれから数少ない成長産業になって行くのでしょうか。

エンディング産業と言っても葬儀関連だけでなく、墓石仏壇なども含まれますし、それこそ空き家対策とかまで含めればかなり大きな産業だと思います。

それにこれから団塊の世代の方たちがお亡くなりになる年齢になって来ますからね。その点だけ見れば成長産業かも知れません。

 

それにこれからはますます少子高齢化社会が加速しますからね。

それに独り者の数も昔とは比較にならないぐらい増えています。ですのでお墓の維持も出来なくなりますよね。

実際に墓を作らないとか墓を無くして永代供養に切り替える方が増えています。となると墓石関連は厳しいと思いますが、どうでしょうか。

あと仏壇もです。ひと昔前のような、大きな仏壇は売れなくなるんじゃないですかね。小型の安いものが中心になるような気がします。

 

またIT化も結局は低価格化に繋がるはずです。ネット葬儀+ロボットがお経を読むのにそんなに高い値段は付けられないと思います。

それにうちの母もそうですが、リアルの葬儀でも家族葬が増えていますからね。大規模な葬儀は少なくなって行くと思います。

となると1件あたりの葬儀の費用も下がっていくはずです。

 

ですのでお亡くなりになる方は増えても業界全体としての売り上げは増えない、逆に減るかも知れませんね。業界としては忙しいけど儲からないといった利益なき繁栄状態になるのではないでしょうか。

まあ素人考えですので実際にはどうなるかは分かりませんが。

 

エンディング産業の関連銘柄は?

と言うことでエンディング産業と言っても範囲はメチャ広いですよね。ですので関連銘柄と言ってもいろいろな業種の会社が含まれるかも知れません。

しかしまず第一は葬祭業界でしょうね。株探さんもテーマでまとめて下さってますが、葬儀社のティアや仏壇のはせがわなどはまず名前があがると思います。それから葬儀や仏壇、お墓を中心としたポータルサイトを運営している鎌倉新書あたりは面白いかも知れませんね。

 

それから同じく株探さんは見守りサービスと言うテーマでもまとめて下さっています。これもエンディング産業に含まれると思います。

銘柄は今の段階ではアルソックやセコムなどが中心なんでしょうが、少子高齢化や核家族化がますます進むことを考えるとこの分野のサービスは必要でしょうね。

 

またイオンもイオンライフと言うシニア支援サービスのための子会社を設立し、すでにサービスを提供していますね。

公式サイトの事業内容を見るとイオンのお葬式、永大供養、ペットの葬式、終活などの事業を展開中です。

他にも終活の一環だと思いますが身元保証サービスも募集代行と言う形で参入しています。入院するにも身元保証人がいない方もいますからね。それにますますそういう方は増えるでしょう。

こういったサービスも必要ですし、これから異業種からの参入も増えるかも知れません。

 

まとめ

今回はエンディング産業展とエンディング産業の将来性、それから関連銘柄について考えてみました!

この業界もIT化、ハイテク化もかなり進んで来ているようですね。そしてこの流れは加速して行くと思います。

まあ業界全体としては成長産業なんでしょうが、ある程度の時期で頭打ちになるかも知れません。少子高齢化社会がさらに進むとそもそもエンディング自体が減りますからね。

ただこれから単身者がさらに増えるので、広い意味でのエンディング産業は今後もいろいろなサービスが出て来るのではないでしょうか。